本調査を通じて、乾癬患者さんの基本的な属性や通院実態、そして診療に対する本音の評価が明らかになりました。ポイントをまとめると以下の通りです。
- 通院・治療は定着しているが「妥協」も存在
8割以上が定期受診し、外用薬を中心に治療を継続しているものの、現在の治療を「とても良い」と積極的に評価している人は3割弱にとどまります。7割以上の患者さんは「こんなものだろう」「不満とまでは言えない」と妥協しながら治療を受けています。
- 情報共有と治療目標におけるコミュニケーションの隙間
医療従事者の「話を聞いてくれる姿勢」には一定の評価がある一方で、「新しい治療法や制度の情報提供」「処方理由や薬の効く仕組み」「将来目指す治療ゴール」といった専門的な対話においては、大きな期待ギャップが生じています。
患者さんが「妥協の治療」から脱却し、より前向きに治療へ参画していくためには、単なる対面診療を超えた「納得感を高める情報提供」と「明確な治療ゴールの共有」が不可欠です。
本記事で提示した「患者全体の基本傾向」を踏まえ、では「どのようなコミュニケーションが患者の積極的評価を引き出すのか」「患者セグメントごとの意識の違いやQOLへの影響はどこにあるのか」といったテーマについて、全3回の詳細分析レポートにて詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。