- 全体の約7割の方がお子さんにご自身のがんのことを伝えている。また、伝えた人は、「自分」(78%)が最も多く、次いで「配偶者・パートナー」(16%)が多い <図1>
- お子さんに伝えた理由として、伝えた方は「安心させたい」「がんについて受け止められる、理解できる」などお子さんの状況に合わせたことや「がんであることを隠すことができない、隠したくない」とご自身の状況や思いなどを挙げている <図2>
- お子さんにご自身のがんを伝えた後の状況は、8割以上の方が「伝えて良かったと思う」と回答。また、その後の関係も「以前と比べて変化はない」が72%、「良い方向に変化した」が27%となっており、伝えた方のお子さんとの関係は伝えることで悪くなることはほとんどないという結果になった <図3>
- 伝えた後にお子さんとの関係が「良い方向に変化した」と回答した方は、家事などのお手伝いを自発的に行うようになる、思いやりを感じるなどの変化を挙げている。親の状況をそれぞれの立場、状況で理解し、自発的に行動する、自立することが、お子さんの変化として生まれる傾向が見られた <図4>
<図1>
<図2>
<図3>
<図4>
【調査結果を見て考えたこと ~キャンサーペアレンツ 運営代表者 西口 洋平】
私ががんの告知を受けた時、こどもにどのように伝えようか、そもそも伝えるべきなのか、とても悩みました。今回の結果を通じて、こどもにがんのことを「伝えないほうが良かった」という回答がゼロであったということは、驚きであり、まだ伝えられていない方には、勇気を与えるものになると考えています。私もこどもに伝えて、大きな変化はないものの、小学生ながらも体調を気遣ってくれたり、食べ物のことを気にしてくれたり、これまでにはなかったコミュニケーションが生まれています。家族みんなで、がんと生きていることを実感できています。
それぞれのがん患者さんが置かれている状況によって、どのようにすれば対応すればよいのかは、もちろん異なってきます。だからこそ、近しい境遇の方とつながることができるということには、大きな意味があると考えています。今回の結果を参考にしていただき、悩まれている方がいれば、キャンサーペアレンツで仲間を検索し、コミュニケーションをとってみてください。きっと前を向けるヒントがあると思います。