【MCI自主調査 第3回】 MCI疑いの“本人”はどのように捉え、行動しているのか ― 受診・相談に至る人と至らない人の違い ―

2026/07/08
メディリード株式会社 / マーケティング&コミュニケーション部

本記事では、MCI疑いの当事者の、もの忘れに関する受診行動や意識に焦点を当てた第3回調査結果の概要をご紹介します。
前回(第2回)では、MCI疑いのある人たちの「もの忘れ症状に関する考え(捉え方)」について取り上げ、入通院経験あり者となし者での、もの忘れ症状に関する捉え方の違いについてみてきました(第1回記事はこちら第2回記事はこちら)。
第3回は、MCI疑いのある人たちの「受診行動(および意識)」「家族への相談(状況と意向)」に焦点を当てています。なお、本記事は概要版のため、調査結果の詳細なグラフ・分析は有料レポートにてご覧いただけます。

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調査概要

調査手法 インターネット調査
調査地域 全国
調査対象 もの忘れで悩まされている人のうちMCI疑いのある人(※)
かつ、下記の条件を満たす人
  • 何らかの疾患で定期的に通院中
  • 50代以上
※「MCI疑いのある人」
スクリーニング設問(国立長寿医療研究センター「認知症チェックリスト」より作成)において提示したもの忘れ症状を3項目以上選択した人
調査期間 2025年11月5日(水)~2025年11月14日(金)
有効回答数 504

※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります。

回答者属性

本調査回答者の属性は以下のようになっています。

<図1>

調査結果ハイライト(一部ご紹介)

第3回レポートでは、以下のようなテーマについて分析しています。ここではその一部を、概要としてご紹介します。

もの忘れで受診している診療科や受診のきっかけ

もの忘れで通院経験のある診療科と、医療機関を受診したきっかけについて尋ねたところ、いずれも年代によって傾向がはっきりと分かれる結果となりました。特に50代では、いわゆる「もの忘れ」のイメージとは異なる診療科が受診先として選ばれやすい傾向がみられます。また、年代が上がるにつれて受診の契機となる「主体」が変化していく様子もうかがえ、年代ごとの受診行動の違いが浮かび上がる結果となっています。

医師に相談しようと思った理由と、相談したことで生じた変化

医師や医療関係者に相談しようと思った理由については、全体で共通して高い項目がみられた一方、相談のしやすさや家族への意識など、年代ごとに重視するポイントの違いも表れました。さらに、相談後の気持ちの変化にも年代差がみられ、相談を通じてポジティブな変化が生じやすい年代がある一方、必ずしもそうではない年代も確認されており、その差がなぜ生まれるのかが、本レポートの読みどころの一つです。

家族への相談状況(相談経験・相談相手・家族からの受診勧奨)

家族への相談経験、相談している相手、家族から受診を勧められた経験について、入通院経験の有無別に分析しました。両者の間には相談の実態に明確な違いがみられ、家族への相談のあり方が受診行動と関係している可能性が浮かび上がっています。「誰に」相談しているかの違いにも注目です。

MCI情報提示による家族への相談意向の変化と、その理由

MCIに関する情報を提示したところ、家族への相談意向に変化がみられました。情報提示前には相談に後ろ向きだった層の中にも意向が変化した人がいる一方、変わらない層も存在しており、情報提供の可能性と限界の両面が示される結果となっています。あわせて、「相談したい」「相談したくない」それぞれの理由も尋ねており、相談意向の背景にある家族への期待や、意向が変わりにくい層に共通する認識など、コミュニケーションを考えるうえでのヒントとなる結果が得られています。

有料レポートでご覧いただける内容

本記事でご紹介した内容はごく一部です。有料レポートでは、以下を含む調査結果の全グラフと詳細な分析・示唆をご覧いただけます。

  • もの忘れに関する受診診療科・受診きっかけ・医師への相談理由(年代別の詳細データ)
  • 医師に相談したことで生じた心理的変化(年代別)
  • 家族への相談経験・相談相手・家族からの受診勧奨の実態(入通院経験有無別)
  • MCI情報提示前後での家族への相談意向の変化と、その理由(相談したい理由/したくない理由)
  • 調査結果を踏まえた示唆:年代による認識の違いを踏まえた受診促進・コミュニケーション設計のヒント

調査結果の詳細(全グラフ・詳細分析・示唆)は有料レポートでご覧いただけます

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次回予告

次回(第4回)は、「医師への相談意向の変化」をとりあげます。今回はMCI疑いのある人の受診行動や、情報提供による家族への相談意向の変化をみましたが、同じ情報提供により、医師への相談意向がどのように変化するか、をみていきます。

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この記事の監修者
メディリード株式会社 / マーケティング&コミュニケーション部
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